ベントレーへの誘い Vol.02 ベントレー東京 サービスマネージャー 井田雄治

ベントレーへの誘い Vol.02

手厚いアフターサービスが特徴

日頃、表舞台に出ることはないものの、ベントレー・ライフを語る上で欠かせないのがサービスセンターの存在だ。その活動を支える1人が、ベントレー東京 東雲サービスセンターIIでサービスマネージャーを務める井田雄治さんだ。

井田さんは現在、東雲サービスセンターIIで運営、入庫管理など全般を取り仕切る立場にあるものの、長年にわたりメカニックとしてもサービスの現場に携わってきた経験の持ち主。いわばあらゆる角度からベントレーのアフターサービスを見てきた人物である。

ベントレーの特徴の1つは、手厚いアフターサービスのプログラムが用意されていることだ。その代表的なものが、新車保証とは別に付与されているベントレーケアプログラムである。

「現在販売されているモデルには、新車時から3年間にわたり、メーカー指定の初回点検、整備。12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月目の法定点検、及びメーカー指定の点検・整備のサービスを無料で受けられます。また新車登録時から3年目または走行距離48,000kmのいずれかまでメーカーが指定するオイルや、ワイパーブレード、リモコンキーの電池など消耗部品の交換も、パーツ代、工賃共に無料となっています」

この場合バッテリーやタイヤなど指定以外の部品の交換が有償になるほか、車検取得にかかる費用も別途となるなど、適用にはいくつかの諸条件があるが、基本的なメンテナンスの全てを無償で任せられるのは、オーナーにとって経済的にも心理的にも大きく安心できる材料となるはずだ。

「また整備のメニューも車種によって異なるほか、毎回同じというわけではなく、2年目にはブレーキフルード、3年目にはブレーキパッドとスパークプラグなど、年次、距離数に応じた内容になっています」

ある意味、設計段階からクルマの全てを知り尽くしているメーカー・オフィシャルだからこそ実現できる、先手先手のメンテナンス・プログラムといえる。井田さんによると、そのメニューに沿っていけば、初回車検時も取得費用、法定費用以外のコストをかけることなくクリアすることができるという。それはまた、ベントレー自体の工業製品としてのクオリティが高いレベルにある証でもある。

ベントレーを⻑く愛するために

自動車というのは不思議なもので、乗れば乗るほど家族の一員のような“愛着”がわく存在でもある。ベントレーも例外ではなく1台のクルマを長く愛しているオーナーは多い。そんなオーナーに朗報なのが、ベントレー延長メンテナンスプログラムだ。

「これは2019年の2月にスタートしたケアプログラムの延長プログラムです。初回の車検満日直前までにお申し込みいただければ、4年目と5年目の2回のメンテナンスで必要なものを無償交換できます」

つまり最初の車検だけでなく、2度目の車検まで乗り続けようと考えるオーナーには、非常に役に立つプログラムといえる。

「毎日乗るとか、使用頻度の高い方にはおすすめですね。個別に行うと費用がかかるので、トータルで見るとお得感があります。次の車検も取得費用以外は、あまりかからないと思います。もちろん条件を満たせば認定中古車のサーティファイド・バイ・ベントレーの車両にもご加入いただけます」

プログラムの価格、整備内容は車種によって異なるが、3代目コンチネンタルGTを見た場合、4年目にエンジンオイル、ブレーキフルード、タイヤシーラントボトル(パンク修理剤)などが交換されるほか、5年目にはデュアルクラッチトランスミッションフルード、チャコールキャニスターフィルターの交換までがメニューに組み込まれている。もちろん作業は、テスターなど設備の整った専用工場で、専門のトレーニングを受け、様々なノウハウをもつテクニシャンが担当することとなる。それらを総合的に考えると、リーズナブルで充実した内容となっている。

このほか、普段の生活はもちろん、遠方や、早朝、夜間などに不意に生じたトラブルに対応するベントレーエマージェンシーアシスタンスも新車時から3年間付与されているのも、安心材料の1つだ。

「日本全国をカバーし、24時間365日、専門のオペレーターが緊急コールにお答えします。とはいえ、故障が少ないので最も出番の少ないプログラムといえるかもしれません」

そういって井田さんは笑う。確かにメカニカルトラブルの対応というよりも、タイヤバーストやバッテリー上がりといったトラブルや、アクシデントが起きてしまった時のための、お守り的な意味合いをもつサポートと言えそうだ。

クルマ以外の魅力的なアイテム

ベントレーはクルマだけではない。アクセサリー、ブランデッドグッズといったオフィシャルグッズの豊富さもまた、ベントレー・ブランドを彩る魅力の1つである。

「“ベントレーゴルフ”というシリーズが始まり、ゴルフクラブを筆頭に、ゴルフバック、ボール、グローブなどがラインナップされ、非常に人気です。他にもレザーグッズ、カップ、キーホルダーなど多種多様な商品が揃っており、どれも皆さんに好評です」

人気の秘訣は、使われているマテリアルの上質さ、シックで飽きのこないデザインの確かさなど、実車に通じるクオリティの高さにあると井田さんは言う。実際、ボールペン1つをとっても、適度な重み、握り心地、滑らかな書き味と一度使ったら病みつきになってしまう。そんなアクセサリーの中で、今高い人気を誇っているのが純正のチャイルドシートだ。

「ベントレーでは以前からお子様の年齢に合わせて3種類のチャイルドシートをラインナップしてきました。それが一躍人気商品になったのはベンテイガがデビューしてからですね。そう言う意味でもベンテイガはベントレーに与えた影響は大きいですね。女性、ファミリー、若い方、いろいろな方に門戸を広げた感じですね。あとSUVの登場で、皆さんのベントレーに抱くイメージが柔らかくなった気もしています」

またクルマに装着するアクセサリーとしては2020年春からコンチネンタルGT & GTコンバーチブル、ベンテイガ、そしてフライングスパー用に順次用意されたカーボン製エアロパーツの“スタイリングスペシフケーション”や、メッキパーツをブラックアウトする“ブラックライン”にも注目が集まっている。

「いずれも今お乗りのオーナーの方に、後から装着していただけるオプションとなっています。スポーティに演出できるうえ、メーカーでデザインされたものなのでオリジナルのシェイプを損なわず、フィッティングも素晴らしいのが特徴です」

良いコンディションが高い価値を保つ

そんなベントレーの裏の裏まで知り尽くす井田さんが考えるベントレーの魅力とはどこにあるのだろう。

「なんといてもラグジュアリー性ですね。他社と比べても卓越している。内装、シート、マテリアル、質感どれをとっても素晴らしい。また乗り心地の良さやパワフルさも、乗るたびにいいなと思います」

中でも個人的に好きなベントレーは、3代目となった新型コンチネンタルGTだそうだ。

「デザインがワイド&ローになってエレガントさが増した。しっかりとした重量感があるのに軽快感もある。エンジン搭載位置の変化によってシャシーバランスが良くなったことが大きいですよね。12気筒でも軽やかなのにも驚きました。走行モードのメリハリもあってラグジュアリー性とスポーツ性が両立していると思います。8気筒か12気筒かは正直迷いますが、私が好きなのは12気筒ですかね。最初に乗った時はこれが12気筒なの? ってくらい軽やかで感動しました」

メンテナンスのことを語る真面目な表情から一変し、井田さんの頬が緩みがちになるところからも、その想いが伝わってくる。

最後に今ベントレーにお乗りの方へのアドバイス、メッセージを聞いてみた。

「我々のプログラムに加入されている方はもちろんですが、そうじゃなく他のショップで中古車を買われた方にもぜひサービスセンターにお越しいただきたいと思っています。正規輸入車で違法改造が施されていないものであれば、認定中古車ではなくても大丈夫です。ディーラーでの整備は高いと思われるかもしれませんが、簡易なチェックであればリーズナブルですし、何百台と診てきたノウハウがあるので、お客様の状況に応じた的確なアドバイスができます。そして常に車両を良い状態に保つことが、結果としてその価値を高い状態で維持できる最短で最良の方法だと思っています」

井田雄治
ベントレー東京
サービスマネージャー

ベントレー東京のサービス部門を統括するマネージメントを担当。「現在ベントレー東京で管理登録している車両はおよそ2000台。関東はもとより、東北、北陸、中部地方など広範囲のお客様に愛用していただいています。そのために東雲サービスセンターIIに常駐しているテクニシャンは21名。セールス担当者とも連携して皆様をサポートしています。またメカニカルのみならず、内装に関してもレザークリーニングや、レザーコーティングがあるので、特に明るい色のレザーの方は定期的にご利用いただけると、良いコンディションに保っていただけると思います」